私たちについて
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リモセンって何?

リモートセンシングとは、「物を触らずに調べる」技術です。
リモートセンシングには様々な種類がありますが、人工衛星に専用の測定器(センサ)を載せ、地球を調べる(観測する)ことを衛星リモートセンシングといいます。
衛星に乗せた(搭載した)センサは、地球上の海、森、都市、雲などから反射したり、自ら放射する電磁波を観測します。その観測結果から次の様なことが分かります。

リモセンって何?
  • 植物を計る 森林伐採、砂漠化、農作物(水田)の状況
  • 地表の温度を計る ヒートアイランド現象
  • 海面の温度を計る 黒潮の蛇行、エルニーニョ現象、漁場予測
  • 地表の高さを計る 地図の作成
  • 雲の状態を計る 天気予報、雨の強さ、台風の内部状況
  • 水の状況を計る ダムの貯水量、洪水の被害状況

RESTECの事業と強み

日本の地球観測の歴史とともに

日本の地球観測の歴史とともに

当財団は旧科学技術庁所管の公益法人として、産官学が出資し「人工衛星等を利用して、地球の資源、現象等について探査するリモートセンシングに関する基礎的かつ総合的研究開発を行うとともに、リモートセンシングその他の宇宙開発利用に関する普及啓発を行い、もって社会経済の発展及び国民福祉の向上に寄与する」ことを目的に昭和50年8月に設立されました。

その後、国内・外の地球観測衛星からの観測データを受信・処理し、それを広く内外の研究者、利用者に提供する業務を宇宙航空研究開発機構(JAXA)等関係機関から受託して遂行しながら、リモートセンシング技術に関する研究開発を実施し、その成果の普及に努めてきました。また、平成19年度からJAXAの地球観測センター(埼玉県鳩山町所在)の運営業務を全面的に受託し、地球観測衛星データの処理・解析、提供を行っています。

平成23年8月には政府の公益法人見直しに応え、一般財団法人として改組。
より民間に近い立場からリモートセンシングの社会実装に取り組むこととなりました。

リモートセンシング技術で豊かな未来を拓く ~高める、つなぐ、分かち合う〜

リモートセンシング技術で豊かな未来を拓く ~高める、つなぐ、分かち合う〜

世界は気候変動、温暖化による記録的な大雨、安全保障、環境の劇的な変化など様々な課題を抱えています。加えて、我が国においては、インフラの老朽化や人口の減少などに直面するなど、重大な局面をむかえています。
こうした社会課題を背景に、民間事業者による衛星ビジネスの活発化や、異業種の衛星データ活用など、宇宙ビジネスの市場も変化しつつあります。

こうした内外の変化を踏まえ、RESTECは、強みである開発から運用までの総合的な技術ノウハウの涵養、顧客課題を見据えたソリューションによる事業拡大を行いつつ、将来に向けた技術力の獲得や公益目的事業もバランスよく実施することで、人々の生活の質の向上を図り、豊かな未来を拓きます。

当財団は一般財団法人として、
下記の6事業を基軸に
リモートセンシングの社会実装を目指します。

  • 研究開発事業

    利用研究の推進や独自技術の獲得に加え、他機関との連携による新たな技術導入なども通じて、リモートセンシングデータの解析研究をリードします。

  • 衛星地球観測事業

    地球観測衛星の開発・運用からデータ処理・利用を一貫して担い、我が国の宇宙開発利用を支えます。

  • ソリューション事業

    民間企業や宇宙関係機関等との連携のもと、データ提供、技術実証、サービス提供を通じて社会や顧客の課題解決に貢献します。

  • シンクタンク事業

    財団が蓄積した知見を活かし、政府事業等の企画・立案・実施に係る調査・分析やコンサルティング、情報発信等を行うことで、顧客課題の解決や政策提言を実現します。

  • 普及促進事業

    大学・学会等と協力を得つつ研究助成等を行うなど、リモートセンシングについての理解の促進と利用の普及に、公益的な事業として取り組みます。

  • 人材養成事業

    国内外の地域・企業のニーズに基づいた研修サービスを展開し、この事業で構築したネットワークを活用することで、技術利用の裾野を拡大します。

RESTECの強み

財団という組織形態の特性上、RESTECには株主がいません。
国内外の企業、国の機関に対して、中立的な立場からアウトリーチしていけることが、財団の強みと言えます。

一般財団法人に移行してからは、新たな顧客開拓にも積極的にチャレンジしています。
また、リモートセンシングの普及促進にも一層取り組みます。

RESTECの強み