職員インタビュー

衛星データから新しい価値を見つけ出し
社会に貢献する

平出 尚義Naoyoshi Hirade

入社4年目(取材当時)/
つくば事業所ALOS系解析研究課 研究員

Profile

理学研究科 物理学専攻修了。
入社後は現部署において、深層学習を用いた土地被覆分類業務や衛星の校正検証および解析業務を中心に従事している。

入社理由

共通点は"衛星データ"、宇宙観測から地球観測へ

学生時代について教えてください。

学生時代は、電波からガンマ線に至るまで、様々な波長帯のデータを用いてブラックホールの解析を行っていました。
人工衛星のデータも数多く利用しており、多くのデータを組み合わせてまだ解明されていないジェットの構造を考察することは非常に楽しかったです。
また、超小型衛星に搭載されるガンマ線検出器の評価にも携わっていました。
こうした経験もあって、将来は人工衛星を用いた仕事をしたいと思っていました。

RESTECを知ったきっかけはなんでしたか?

「人工衛星のデータ解析ができる会社ってどこがあるんだろう?」とひたすら調べたことがあり、その時にRESTECを知りました。
インターンや就活イベントでの企業研究を進める中で、最終的には衛星データ解析に特化しているRESTECが最も自分がやりたいこととマッチしていると考えたため、入社を決めました。

仕事について

人工衛星解析の上流から下流まで

現在のお仕事について教えてください。

入社後は、つくば事業所のALOS系解析研究課に配属されました。このグループは、筑波宇宙センター内で主にALOS、すなわち地球観測衛星の「だいちシリーズ」に関する業務をJAXA受託業務として実施している部署です。
現在の主な業務は、土地利用土地被覆図の作成です。これは土地が何に利用されているか、地表面が何に覆われているかを様々な衛星を用いてクラス分けし、主題図を作成する業務です。
JAXAや大学の研究者、学生とともにチームで進めており、研究成果を学会で発表したり論文を執筆するなど、非常に活発でやりがいのある業務です。
他にも衛星に搭載されているセンサの輝度 (明るさ) や幾何 (位置) に関する校正検証業務や、新規衛星のスペックを考える際の参考情報として既存衛星の画像解析を行う等、幅広く衛星解析業務に携わっています。

特に苦労している点は何ですか?

複数の仕事を並列に処理しないといけないことです。一つの業務だけを集中してやればいい訳ではないので、タイムマネジメントに苦労しています。
業務を始める前に業務の優先順位をつけるように心掛けています。

今後の目標について教えてください。

まずは技術力を磨き、よりお客様に信頼される仕事ができるように日々勉強していきます。
また、仕事はチーム戦なので、これからマネジメント力も上げて全体としての成果をより効率よく出すことを意識して業務に従事していきたいです。

ワークライフバランス

休日の過ごし方について教えてください。

休日は自転車に乗って各地を走っています。
流れる風景を横目に、ぼ~っとしたり、考え事をしたり、歌を歌いながら走る時間が好きです。
また、自転車のイベントに参加したりもしてます。

職場の雰囲気や働きやすさはいかがですか?

非常に働きやすく、自分の意見が言える環境だと思います。
上司をはじめ、同僚の方が意見をしっかり受け止めてくれるので、安心して積極的に発言できるところがありがたいです。
また定期的に出張も行けてとても楽しいです!

学生の皆さんへのメッセージ

就職活動は自分が本当にやりたいことを探す絶好の機会です。
時間をかけて自分自身と向き合ってみることが大事かと思います。

1日のスケジュール

9:30

出社

メール確認

10:00

打ち合わせ資料作成

12:15

昼休み

同期と食堂で食べることが多いです

13:00

データ解析および打ち合わせ前資料確認

14:00

JAXA担当者と打ち合わせ

15:30

議事録作成

16:30

データ解析

17:45

退勤