森林

日本で一番、宇宙から世界中の森林を見ているプロフェッショナル集団

  • 地球温暖化の緩和や土砂災害の防止など様々な役割をもつ森林。現在森林減少の深刻化が懸念され、保全の仕組みが国際的に議論されています。炭素備蓄量が市場取引される可能性も高まっていますが、そのためには森林の炭素吸収量の定量的な計測が必須です。
    宇宙からの森林観測の知識・技術・経験を蓄積してきたRESTECが森林に関する社会的課題の解決に貢献します。
  • 遠藤 貴宏
    環境解析グループ グループリーダー 遠藤 貴宏

1992年から全世界の森林を観測

RESTECは1992年に打ち上げられた「ふよう1号」以来、世界の森林を観測してきました。JAXAの受託業務により、世界で初めて合成開口レーダで世界の森林マップを作成。世界の大規模森林を合成開口レーダを使って観測しているのは世界でRESTECだけであり、知識・技術・経験を蓄積してきました。さらに2014年5月に打ち上がった「だいち2号」を使えば、詳細な森林観測ができるため、炭素吸収量がより高い精度で推定できると期待されています。

  • 1992年から全世界の森林を観測
    2009年に発表された全世界森林マップ。世界で唯一の高性能マイクロ波センサを使った全世界の森林マップ。緑に表示されたところが森林。