一般財団法人 リモート・センシング技術センター

Sense Your Earth 宇宙から未来を見守る

地球を見つめて、
RESTECは50周年を
迎えました

RESTEC 50th Anniversary

Message
from President
理事長挨拶

財団の創立50周年を迎えて

理事長

池田 要Kaname Ikeda

財団は今年の8月をもって1975年に当時の産・官・学の協力によって国の地球観測事業を支える組織として設立されて以来50周年を迎えます。これまでさまざまに財団の活動を支えた職員、国の立場で事業の推進役であったJAXA(当初は宇宙開発事業団)の関係者、そして私たちの事業を助けていただいた関係企業の皆様に深甚なる敬意を表し、感謝を申し上げます。

財団は発足当初から国の衛星開発と運用、データの利用普及などに参画してきていますが、2011年には公益法人改革に従い、国を頼らない存在となるべく、11年を経て、晴れて一般財団法人となりました。この過程においてJAXAの業務に関わることによって蓄積した経験と技術をもって世の中の課題に対するソリューションの提供事業に着手しています。また最近においてはリモートセンシングに係るコミュニティの育成に資するため若手の研究者に対する研究助成を始めています。

本来、財団はリモートセンシングの技術開発及びその成果の普及を通じて社会の発展と人々の福祉の向上に資することを目的として発足しており、近年の民間における地球観測に係る事業の広がりに対して財団の経験と技術が十分に活かされているかを顧みるとともに、様々な社会課題の解決に資するために、さらに技術を高める努力が必要と考えています。

50周年を迎え、まずこれまで同様に国の技術開発、衛星運用を助けるとともに、リモートセンシング技術の社会実装に資するため、先駆的なソリューション提供に積極的に取り組む必要があると考えています。またすでに衛星リモートセンシングが社会の重要なインフラとなっていることから災害時にもその復興に至るまで不断にサービスを提供する仕組みを確保するなど事業の強靭化も必要と考えています。

財団はその発足当時から開発途上国に対する技術移転に取り組み、宇宙利用の国際的な発展を目指しています。幸い、宇宙空間に大小さまざま、数多く存在する衛星を活用して国境を越えた世界的な平和と福祉の向上に取り組み続ける技術集団として、次なる50年を歩み続けたいと願うものです。

Event イベント

RESTEC創立50周年記念シンポジウム

2050年、その先へ
— 持続可能な社会に貢献する
リモートセンシングの未来 —

2025年11月7日 (金) 13時30分 - 17時20分

アルカディア市ヶ谷 私学会館