災害・防災

広域にわたる被災地の状況を「安全・正確」にキャッチする

水の動き、広がり・量を把握し水害の被害を最小限に

  • 発災時、迅速で正確な状況把握が救助や二次災害の軽減に必須です。
    一方、道路などインフラへの被害もあり、被災地の状況把握は簡単ではありません。

    世界の災害の約7割が洪水など水に起因していると言われます。
    SAR衛星を使えば夜間や荒天時も観測が可能です。水の動きや広がり・量を把握することで、迅速な緊急対応へつなげることができます。

    衛星リモートセンシングは、減災・復旧への貢献はもちろん、防災やビジネスも含めたリスク回避に貢献できます。
  • 2022年8月 秋田県大館市米代川流域 浸水状況
    2022年8月 秋田県大館市米代川流域

浸水を三次元でとらえる→復旧・復興へ

  • 津波などで浸水や冠水が起こった際、どこにどのくらいの水量があり、歩けるか車は通れるかなど道路状況の把握が、人命救助につながります。
    更に、水の面的な広がりだけでなく、深さを加えた三次元情報を抽出すれば、必要な排水ポンプの台数等を精度よく出せるようになります。

    画像は東日本大震災時の浸水域の抽出図です。
    黄色く囲われた場所が浸水域。この情報が官邸や防災関係機関に提供され、排水のためにどれだけ排水用ポンプが必要か、どの地域を優先すべきか等の判断材料や復旧計画に貢献しました。

    このような技術は、日本だけでなくアジア等水害の発生する様々な地域へ展開できます。
  • 浸水を三次元でとらえる