先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)観測データの提供開始
2025年11月10日
インフォメーション
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一般財団法人リモート・センシング技術センター(本社:東京都港区、以下:RESTEC)、株式会社パスコ(本社:東京都目黒区、以下:パスコ)、株式会社Tellus(本社:東京都新宿区、以下:Tellus)の3社は、2025年11月10日より先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)のデータ提供(※1)を開始いたします。
ALOS-4は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下:JAXA)が打ち上げた地球観測衛星「だいち(ALOS)シリーズ」の4号機で、Lバンド合成開口レーダ(PALSAR-3)センサーを搭載しており、200km(※2)という広い観測幅を3mの分解能で撮影できることが特徴です。また、衛星と地上局間の直接伝送は、最大3.6 Gbps(※3)での高速データ伝送が可能であり、光データ中継衛星を介した通信(※4)にも成功しています。中継衛星を介することで、地上局と直接通信できないエリアで観測したデータであっても、即時に地上伝送できるようになりました。 -
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ALOS-4データは、自然災害の迅速かつ詳しい状況把握に加え、地盤沈下の状況把握、環境保全、インフラ管理、海氷監視、資源探査など、さまざまな分野での活用が期待されています。
ALOS-4データの提供は、パスコがJAXAとの主契約者となり、RESTECとTellusがパスコのパートナー企業として、3社連携のもと進めてまいります。3社は、ALOS-4データの利用拡大とALOS-4データを活用したサービスの創出・提供に取り組んでまいります。
※1 ALOS-4データはアーカイブデータのみの提供 新規撮影は「だいち2号(ALOS-2)」で対応します
※2 観測幅は「だいち2号(ALOS-2)」の4倍
※3 通信速度は「だいち2号(ALOS-2)」の4.5倍
※4 通信速度は1.8Gbps -
サンプルデータの提供について
初めてALOS-4データをご利用いただくお客様を対象に、撮影済みのサンプルデータを提供いたします。各モードでサンプル提供が可能ですが、提供は1シーン※1単位となります。利用条件など詳細については、下記のお客様窓口までお問合せください。
※1シーンの観測幅などは下表の「シーンサイズ」でご確認ください
関連リンク
- 衛星総覧