経済産業省 宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業の採択について - ソリューションの開発・実証に向けた取組み -

2023年08月03日
インフォメーション

一般財団法人リモート・センシング技術センター(RESTEC)は、経済産業省が公募する「令和5年度情報処理・サービス・製造産業振興研究開発等事業費補助金 宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業( 衛星データ利用環境整備・ソリューション開発支援事業 )」※1において、下記の通り採択(2件)されましたことをお知らせいたします。

農業行政における現地確認効率化サービス

<概要>
国の農業行政では法や交付金などの各種制度で定められた調査があり、全国の市町村自治体はその調査のため毎年市町村内の農地を現地確認しており、膨大な時間をかけている。本事業は、衛星画像を活用して現地確認効率化サービスの開発を行い、当該サービスをTellus※2に実装し、農林水産省が進めるDXプラットフォームeMAFF※3との連携を目指す。
<実施機関> RESTEC
<協力機関> 株式会社 Ridge-i、株式会社ニュージャパンナレッジ
<対象地域> 山口県 宇部市、周南市、山口市、長門市

衛星画像とAI で実現する固定資産異動判読サービス化に向けた実証

<概要>
固定資産異動調査の効率的な実施のために高分解能衛星画像とAIを用いて、家屋等の異動判読サービスの開発を行い、誤検出・未検出の低減等、更なる精度向上に向けた開発を行う。また、実業務を見据えたフローの実証に取り組み、定常的に利用可能なソリューション開発を行う。
<実施機関> RESTEC
<協力機関> 株式会社ASTRONETS
<対象地域> 山口県 宇部市、山口市

RESTECは、協力機関及び山口県等と連携し、本事業のソリューション開発を進めてまいります。

※1 「令和5年度情報処理・サービス・製造産業振興研究開発等事業費補助金 宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業( 衛星データ利用環境整備・ソリューション開発支援事業 )」:
経済産業省が公募する補助事業。民間企業や地方公共団体等が行う産業・地域の課題解決に資する衛星データ利用ソリューションの開発に補助金を交付。今年度の採択機関は18件。
参考) 採択結果
※2  Tellus :日本初のデータプラットフォーム。多種多様な衛星データ、及びその分析・アプリケーション開発などを行うクラウド環境を提供。
※3  eMAFF :農林水産省が所管する法令に基づく申請や補助金等の申請をオンラインで行うことができるサービス。