愛知県豊田市と人工衛星画像データを活用した市役所業務の効率化に向けた実証を実施

2021年09月28日
インフォメーション

一般財団法人リモート・センシング技術センター(RESTEC)は、内閣府 宇宙開発戦略推進事務局が公募した「令和3年度 課題解決に向けた先進的な衛星リモートセンシングデータ利用モデル実証プロジェクト」に「人工衛星画像データを活用した市役所業務の効率化に向けた実証」が採択されたことをお知らせいたします。

広大な面積を有する自治体において、様々な業務に関する現地調査作業には膨大な時間が必要です。そこで、広域の状況把握に長けた衛星データを導入することで、市役所業務のうち現地調査に関連する業務の効率化とコスト削減が期待できます。

この実証を行う愛知県豊田市は、市役所内業務の効率化のため、これまでに統合型GISやタブレットを用いた業務改善に取り組んできており、令和2年度にはデジタル強靱化戦略(5カ年計画)を策定しました。
本実証では、農林水産省が公開した「衛星を活用した現地調査マニュアル」をもとに、市役所内業務のうち日本型直接支払の現地確認において、衛星データの解析による要確認箇所の候補を示すことで、現地確認作業の効率化に取り組みます。
また、他の農政業務への利活用や部局を超えた横断的な活用についての検討も行います。

中山間地域等直接支払交付金の支払制度の運用に衛星画像データを活用して現地確認作業を効率化するための手法を記載したマニュアル。農林水産省のもとRESTECが事業者として手法を調査・マニュアルを作成した。

「人工衛星画像データを活用した市役所業務の効率化に向けた実証」概要

内閣府:令和3年度 課題解決に向けた先進的な衛星リモートセンシングデータ利用モデル実証プロジェクト