JICAによる衛星技術を活用した熱帯林管理に関する研修を実施しました

2018年11月28日
インフォメーション

RESTECは、昨年度に引き続き、国際協力機構(JICA)による課題別研修「JICA-JAXA熱帯林早期監視システム(JJ-FAST)と衛星技術を活用した熱帯林管理(森林ガバナンス改善イニシアティブ付帯研修)」を2018年10月30日から11月15日まで実施し、世界8カ国から10名(ブラジル1名、コンゴ民主共和国2名、ガボン1名、マレーシア1名、モザンビーク1名、ミャンマー1名、ペルー1名、スリナム2名)の研修員が参加しました。

本研修は、JICAと宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発したJJ-FAST及びリモートセンシング技術の習得、熱帯林保全等のための能力向上を目的としています。

研修期間中はJJ-FASTと衛星データ解析等の応用実習、我が国の森林管理に関する講義、JAXAのJJ-FAST開発チームとの議論、国際熱帯木材機関(ITTO)の年次総会への参加等を行った他、静岡県御殿場市にご協力いただき、実際の森林伐採エリアの視察やGISデモンストレーションの見学も行いました。
また、研修のまとめとして、各研修員は研修期間中に得た知識や経験を踏まえ、JJ-FAST及び衛星データを活用した各国の森林管理及び森林保全に対するアクションプランを作成しました。

研修期間を通して活発な質問や意見交換が行われ、森林管理へのリモートセンシング活用に対する関心の高さが伺えました。

RESTECは、各国の森林管理に貢献すべく今後も取り組んでまいります。