地球観測衛星の観測データはどのように利用されているの?

地球観測衛星は、世界中を観測することができるため、その地域に行かなくても、「Earth Gallery」のように、その地域の状況を確認することができます。また、人工衛星は航空機よりも広い地域を一度に確認することができます。更に、地球観測衛星は、同一の地域をほぼ同じ時間に観測しているため、過去の観測データと比較することにより、土地の利用状況の変化や海面水温の変化のような、その地域の状況変化を見ることも可能です。「地球まるごとセンシング」で様々な画像を紹介しています。
現在、リモートセンシング技術は地図・都市計画農業など様々な分野で活用されています。具体的な例は「利用事例」よりご覧ください。

地球観測衛星の観測データは、デジタルデータで保存されていて、利用者はパソコンで見ることができます。画像加工ソフトウェアでは画像を表示し、文字の追加や色付け等の加工もできます。画像解析専用ソフトウェア等を使えば、時期の異なる同一地域の変化抽出といった解析を行なうなど、利用者の目的に応じた利活用ができます。
なお、RESTECは初心者向けに「Google Earth Engine Apps を用いた地球可視化ツール(VEGA)」の無償提供や、YouTubeのRESTECチャンネルでのe-Learning講座の無料公開など、リモートセンシング学習に関する様々なコンテンツを提供しています。また、より知識を得たい方向けに基礎から実利用まで、幅広くリモートセンシング技術研修を開講しています。