シャーク湾の生物多様性

2024年05月22日

毎年5月22日は、国連が定めた「国際生物多様性の日」です。
生物多様性ホットスポットという言葉をご存じでしょうか。生物学的に豊かでありながら破壊の脅威があり、保全の重要性の高い地域の事です。現在は日本を含む36カ所が国際的な環境保護団体恨サーベーション・インターナショナル(CI)によって特定されています。

画像は、ホットスポットである西オーストラリアのシャーク湾です。ここは、ユネスコの世界自然遺産にも登録されています。
南北約200km、東西約100kmに及ぶ広大な面積を有し、浅瀬のハメリン・プールエリア一帯では非常に重要な古生物「ストロマトライト」という藍藻類の群生を見ることができます。35億年前から光合成を繰り返して成長し続けている生物で、シャーク湾に現存するストロマトライトの年齢は推定5憶年以上と言われています。


このほかにも、シャーク湾には30種もの固有種やジュゴンなどの希少生物が多く生息し、西オーストラリア特有の生態系を見ることができます。

地名(国名)シャーク湾(オーストラリア)
衛星Sentinel-2