南極観測始まりの地

2022年12月14日

東京都港区芝浦に南極観測の始まりの地があることをご存じでしょうか?

1910年11月29日、白瀬矗中尉ひきいる南極探検隊を乗せた「開南丸」が芝浦を出港しました。
これが、1956年から現在も続く日本の南極観測のルーツとなります。南極観測は、越冬の断念や観測船の引退などの困難を乗り越え続けられ、2022年には64次となる南極観測隊の観測船「しらせ」が11月11日に出港しています。
南極で行われる大気や雪氷などの観測は、気候変動や地殻変動の解明に役立てられています。例えば、第23次観測隊によるオゾンホール発見は、後のフロン規制などの対策につながっています。

動画は、芝浦ふ頭近辺のAW3Dビルディングデータです。
ループ状になったゆりかもめの線路のやや上方に確認できる「ふ頭公園」は「開南丸」の出発地です。
現在は開南丸を模した遊具やレリーフ、ペンギン像の記念碑などが整備されています。

ここから始まった日本の極域研究が、地球の未来へ貢献しています。

地名(国名)芝浦ふ頭(日本)
画像製品AW3Dビルディングデータ
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