都市計画がもたらしたパリの発展

2022年08月24日
フランス,パリ、デジタル標高データ,AW3D

左から、AW3Dの2mDTM、2mDSM、オルソ画像を組み合わせたパリです。

パリは、19世紀中ごろに大規模な都市改造を行いました。
広範囲にわたり古い建物を撤去し、大通りを開通し区画を整えたのち、新たな建造物を建設し多くの公園を開設しました。
また、これに伴い上下水道も整備するなど、20年近くにわたる大インフラ事業でした。
街路を整備することで物流を改善し経済を発展させること、公園や上下水道の整備による衛生面の改善などがその主な目的です。

パリ中心部を見てみましょう。
凱旋門のあるエトワール広場からまっすぐ放射状に延びる大通りと東西南北の直線的な大通り、そしてそれを取り囲む環状の大通りをDSM画像とオルソ画像ではっきりと確認できます。
このような道路整備によって、地区ごとに機能を与え、街を美化し、近代都市として生まれ変わりました。
新たに築かれたパリの街並みは、近代都市の手本として内外多くの都市計画に影響を与えたと言われています。

21世紀の現代、私たちは衛星データによって当時のパリの面影を俯瞰することができます。
19世紀パリの人々は新しい街並みをどのように見ていたのでしょうか。

地名(国名)パリ(フランス)
画像製品/衛星AW3D/WorldViewシリーズ