ヴァンデンバーグ空軍基地 地球観測始まりの地

2022年07月23日
ヴァンデンバーグ空軍基地,地球観測,Landsat,打ち上げ,アメリカ合衆国

ここは、地球観測始まりの地です。
1972年7月23日、世界で初めての地球観測衛星Landsat-1がアメリカ合衆国によってヴァンデンバーグ空軍基地第2発射場から打ち上げられました。

Landsatの打ち上げを受け、日本では、宇宙開発事業団(現宇宙航空研究開発機構/JAXA)が1978年に埼玉県鳩山町へ地球観測センター(EOC)を設立し、翌年からLandsat-2及びLandsat-3データの直接受信を開始しました。その後、衛星開発計画を進め、1987年海洋観測衛星MOS-1(もも1号)の打ち上げによって、本格的な地球観測時代が幕を開けます。
我々RESTECも、1978年に衛星データ配布事業を、1979年にはEOCでの衛星運用支援業務を開始し、リモートセンシングで社会経済の発展及び国民福祉の向上に寄与すべく邁進することとなります。

Landsatプログラムは現在も継続されており、2019年9月にはLandsat-9が打ち上げられました。この、50年にわたる継続的な地表面の観測で得られたデータは国内外の研究者や機関に提供され、農業、森林、地質、地理、地図作成、環境汚染、海洋学、気象など様々な分野に活用されています。
また、今では世界の多くの国や企業が多様なセンサを搭載した衛星を打ち上げており、衛星から得た様々な情報が社会に役立てられています。

地名(国名)ヴァンデンバーグ空軍基地(アメリカ合衆国)
衛星SPOT-7
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