宇宙をもっと身近に 種子島宇宙センター

2021年10月08日

日本の宇宙開発において、人工衛星打ち上げの中心的な役割を果たしているのが宇宙航空研究開発機構(JAXA)の種子島宇宙センターです。

総面積は970万㎡もある日本では最大級の射場で、ロケットの組み立て・人工衛星の最終チェックからロケットへの搭載・打ち上げ、ロケットの追跡まで一連の作業が行われます。
島の東南端の海岸に面した射場から打ち上げられるロケットのオレンジと空と海の青のコントラストが映え、世界で一番美しい射場とも言われています。

AW3D高精細版地形データでは、大型ロケット発射場(吉信射場)の大型ロケット組立棟が赤色で見ることができます。この高さ81mもある巨大な建物で整備されたロケットが岬先端の射場で打ち上げられます。
その打ち上げ全体指揮をとるのが射点からおよそ3㎞離れた竹崎の高台にある総合司令棟です。
ここには、発射や追尾など打ち上げに関する責任者が一堂に会し、あらゆる決定が下されています。

種子島宇宙センターでは、1968年9月17日に初めてSBIIAロケットを打ち上げてから50年以上が経過し、2021年度には次世代大型ロケットH3ロケットの打ち上げを予定しています。
日本の技術を集結した新たなロケットで、宇宙はもっと身近なものとなるのでしょう。

地名(国名) 種子島宇宙センター(日本)
画像製品 AW3D 2.5m標準版、AW3D オルソ画像、AW3D 高精細版地形データ