気象衛星による観測データは地球規模での水循環を把握したり、局所的な天候の急変をとらえたり、地球規模の気候変動から身近な天気予報まで多様に活用されています。

高精度なデータが地上の観測装置を代替する

アジアの国々には、地上の気象観測装置が整備されていないところがあります。コストやメンテナンスの問題で維持が難しいためです。そうした国々では、それらの気象観測装置がカバーできない部分の代役として、衛星データが期待されています。JAXAが提供する左上の降水マップ(GSMaP)は複数の衛星データより作成されており、全球の降水量を1時間ごとに予測します。

積雪マップ

衛星データから積雪を検出するアルゴリズムを開発し、 日ごとの分布を得ることができるようになりました。 この図は気象衛星ひまわり8号のデータを 利用しており、白い領域に雪があることを示しています。 様々な分野での利用が見込まれています。