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衛星画像販売・ソリューション提供

一般財団法人リモート・センシング技術センター

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ソリューション

森林監視

違法伐採や植林事業――。広大な森林で起きている変化を地上から把握することは困難です。しかし、衛星を使うとその実態が手に取るようにわかります。

世界中の森林の変化を見逃さない

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ブラジルの広大な熱帯雨林では、長年、違法伐採が問題になっています。その監視のためにブラジル政府は人工衛星画像を使っていましたが、光学センサは雲に遮られるという弱点がありました。一般的にもその点が知られており、雨季を選んで違法伐採を進めるため、実態の把握は難航していました。
そこで威力を発揮したのが、ALOSPALSARです。天候や昼夜の影響を受けないのみならず、PALSAR の電波は波長が長く(Lバンド)、森林を見るのに特に適しているのです。草や葉などはすり抜けて、樹木だけに反応します。Lバンドを持つのは、各国のマイクロ波センサ搭載衛星でもALOSだけの特長で、ブラジルの事例では、伐採エリアの特定などに大きく貢献しました。
ALOSのデータは、地球環境保全へ向けて各社が行う植林事業にも有用です。2007年~10年については、全世界を25mの分解能で整備したデータがすでにあり、場所を問わず樹木の変化の状況がわかります。ALOS-2にも同様のセンサが搭載予定のため、併用することで、過去から今後まで長期間にわたって変化を追うことが可能になります。

PALSARが森林破壊をモニタリング

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左図はブラジルの森林を光学センサで撮影したものです。その上にPALSAR で見た森林(黄緑色部分)を重ねたものが右図であり、黄緑色部分の中の黒くなっている箇所が伐採地です(合法的伐採も含みます)。雲の影響を受けることなく伐採されているか否かがはっきりとわかります。また、異なる時期のPALSAR 画像を2枚重ねることでその期間中に新たに伐採された場所が特定できます。この森林保全・違法伐採監視のプロジェクトは、JICAの協力のもと、ブラジル環境・再生可能資源院(IBAMA)、連邦警察科学技術局(DPF)と連携して行われ、大きな成果を上げました。

光学センサを使った植生の観測も

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これらの図は、光学センサで撮影した三宅島です。三宅島は、2000 年の大きな噴火後も年に数回程度ごく小規模の噴火を繰り返しており、火山ガスの発生は続いています。その影響が植生にも現れていることがこれらの衛星データから見て取れます。植生が活性化している部分が赤く、そうでない場所が青くなります。その性質を利用して時期の異なる2 枚を比べると、植生が回復している場所や消失している場所が特定できます。
この方法は、植林の状況をモニタリングする場合などにも利用できます。