一般財団法人 リモート・センシング技術センター採用サイト

山田 淑乃

Yoshino Yamada
研究開発部利用技術グループ / 2016年入社
[プロフィール]
専攻:天文学
趣味:書道、博物館・美術館めぐり
[目標]
様々な経験と知識を積み重ねて、衛星画像データの活躍の場を広げたい

Message for Students

「地上から天体を見る」から「宇宙から地球を見る」

- 山田さんの大学での専攻は天文学ですね。

2001年のしし座流星群の大出現がきっかけで天体に興味を持つようになり、大学では天文学を学び、望遠鏡を使って観測をしていました。大学院では、南極へ行って観測できるかもしれないということで、南極プロジェクトに関係のある研究室を選択し、天体を観測するための機器開発の研究をしました。実際には南極へは行けませんでしたが(笑)。

- 山田さんは、学問以外でも宇宙に関連する活動を積極的にされていましたね。

はい、宇宙就活実行委員会のメンバーとして大学2年からずっと活動していました。また、小学生を対象にした科学教室や、病院開催の宇宙教室の講師をボランティアでやったりもしていました。

- 宇宙にどっぷり浸かった学生生活だったのですね。RESTECを知ったのはいつですか。

大学1年の時に参加した宇宙就活です。その時は、参加者としてRESTECの話を聞きました。私は地上から天体を見る、RESTECは宇宙から地球を見るという、視線の向かう方向は正反対でしたが、それまで知らなかった宇宙技術の実利用を知り、興味を持ちました。

- 機器開発から、メーカーへの就職は考えなかったのですか。

1つの1つのパーツをこだわり抜いて作り上げることがメーカーの技術者の仕事です。しかし、私は、パーツを見るよりは、もっと全体が見られるような仕事をしたいと考えていました。データから物理法則を実証するということと、RESTECが行っている衛星データの解析業務とに親和性がある、また衛星を使って色々なものを見ることが出来るということで、RESTECを志望しました。

経験と知識を蓄積する

- 新人研修後に研究開発部に配属されて、どんな仕事をしましたか。

研究開発部では、気象衛星ひまわりのデータから雷雲を早期に検知する手法を検討したり、太陽光パネルの異常検出のために、現地でドローンを飛ばしてデータを取得し解析するということをやりました。学生時代に衛星データを扱ったことがなく、また何ができるかも知らなかったのですが、入社してから最初の2年間、仕事を通じて、地球観測と画像解析の基礎とをみっちり学びました。

— 苦労したことはありましたか。

プログラミングです。学生時代は少ししか扱ったことがないので、仕事でファイルサイズの大きなデータを扱う時にどうすれば良いのか苦労しました。現在は、機械学習・深層学習など注目されている技術も衛星データの解析に利用されるようになってきているので、学びながら業務に反映しています。

- 入社3年目でJAXAに出向されましたね。

JAXAの衛星プロジェクトチームに2年間出向していました。雲、エアロゾル、海色、植生、雪氷などを観測する気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)の衛星データを処理して外部に公開するシステムの運用に携わりました。JAXA内部、メーカー、運用者、データの利用機関等と連絡調整しながら、データ公開に向けた準備と利用促進のための情報提供を行いました。衛星が観測して画像を使えるようになるまでの上流工程を知ることが出来たのは、RESTECでの今後の業務に活かせる経験だったと思います。

- 今後どんな仕事をしたいですか。

色々な立場で困っている人たちの声に耳を傾けることで、衛星画像データの活躍の場を広げていきたいと考えています。これまで衛星画像が使えなかった・使われていなかった分野にも、新たな解析手法や利用方法を適用し、研究開発を行いたいです。

- これから就職活動される方へメッセージをお願いします。

就職活動は、いろんな会社を知ることが出来る絶好の機会です。自身の興味や専攻にとらわれず、フィーリングを大事にして幅広く活動してみてください。これまで興味がなかった分野でも思わぬ発見があるかもしれません。ちょっとしたきっかけでRESTECに興味を持ってもらえたら、とても嬉しいですね。