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気候変動に伴う水産資源・海況変動予測技術の革新と実利用化

淡路 敏之(海洋研究開発機構)

平成24年度までの主な成果
  • ネスティング法のディレンマを解決する世界初のダウンスケーリング法である、双方向インクリメンタル4D-VARの実利用開発に成功し、漁場探索HSIモデルに適用して、東北漁船団に実装し、運用しました。その効果もあり、アカイカの水揚げが増えたことについて新聞で報道もされました。(図1
  • また、開発した4D-VARシステムとK7大気・海洋結合同化システムとを統合することで三圏結合同化システムを完成し、長期資源変動推定に利用が可能となりました。その結果、アカイカに関しては、日本近海で冬季に漁獲される冬春季産卵群のCPUEは産卵後1-2ヵ月の餌環境の影響を受けていることが示された他、温暖化の進行に伴ってアカイカ資源のピーク緯度が北上するとともに、ピーク値が減少するという予測結果が得られました。(図2


図1   アカイカ漁の水揚げに関する東奥日報の記事





図2   将来のアカイカ資源のピーク量と緯度の予測結果