Contents

Events

イベント情報

Documents

  • 公開資料
  • 発表論文

フィードバックパラメタリゼーションを用いた詳細なダウンスケールモデルの開発と都市暑熱環境・集中豪雨適応策への応用

飯塚 悟(名古屋大学)

主な成果
最終成果  平成25年度の成果  平成24年度の成果  平成23年度の成果  平成22年度の成果

発表論文
概 要
地域気候・気象から都市気象、街区・建物周辺微気象までをズームインして解析可能となる新しいシミュレーションモデルの開発を行います。また、開発モデルを用いて「ヒートアイランド」「異常高温(猛暑)」「集中豪雨」の要因分析・影響評価・将来予測から具体的な適応策立案に至る手法の開発を行います。
対象地域
愛知県名古屋市、岐阜県多治見市
実施体制
共同研究参画機関: 東京工業大学、筑波大学、海洋研究開発機構、産業技術総合研究所
協力連携機関: 愛知県名古屋市、岐阜県多治見市
名古屋市・多治見市の猛暑

 名古屋市は三大都市の中で最も猛暑日の出現頻度が高く、将来においてさらなる昇温も懸念されています。集中豪雨も多い都市です。また、近くには日本一暑い街として有名な多治見市があります。しかしこれまで、名古屋市や多治見市を含む名古屋都市圏の気候・気象に関するシミュレーション研究はほとんど行われてきていません。本研究では、地域気候・気象から都市気象、街区・建物周辺微気象までをズームインして解析可能となる新しいシミュレーションモデル(詳細なダウンスケールモデル)を開発するとともに、このモデルを用いて名古屋都市圏のヒートアイランド・異常高温(猛暑)・集中豪雨の要因分析・影響評価・将来予測から具体的な適応策立案に至る手法の開発を行います。

研究テーマ1:フィードバックパラメタリゼーションを用いた詳細なダウンスケールモデルの開発
・高解像度の都市気象シミュレーションモデルの開発・詳細な都市気象データベースの作成・ダウンスケールモデルを構成する地域気候・気象モデルの様々な物理過程のモデル化(パラメタリゼーション)
地域気候・気象から街区・建物周辺微気象に至る詳細な ダウンスケールモデルの開発
・最小レベルでは空間解像度数m規模を目指す
研究テーマ3:詳細なダウンスケールモデルの都市暑熱環境・集中豪雨適応策への応用
・「ヒートアイランド」「異常高温(猛暑)」「集中豪雨」の要因分析・影響評価・将来予測から具体的な適応策立案に至る手法の開発 ・「健康影響」や「エネルギー消費」等の社会影響を解析・評価する手法の開発
① ヒートアイランド ② 異常高温(猛暑) ③ 集中豪雨  の要因分析・影響評価・将来予測
具体的な適応策 立案への貢献
都市域(名古屋市/多治見市)レベルから居住域レベルまでを対象とした
ヒートアイランド・異常高温(猛暑)・集中豪雨の適応策立案に貢献