大阪北部を震源とする地震による地面の変動を示した衛星画像の公開について
2018年6月19日
この度の大阪府北部を震源とする地震※1により被災された皆様、ならびにそのご家族の皆様に対し心よりお見舞い申し上げます。
リモート・センシング技術センター(RESTEC)は、平成30年6月18日午前7時58分に発生した大阪府北部を震源とする地震による地面の変動を示した大阪府北部(高槻市周辺)の衛星画像を公開しました。
画像は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が打ち上げた人工衛星、陸域観測技術衛星2号「だいち2号」により撮影された画像を用いて、干渉SAR処理※2を行った解析結果です。
干渉SAR処理の結果、今回の地震で震度6弱を記録した高槻市、枚方市、茨木市の一帯に地面の変動が疑われる変化域※3が出現しているのが分かります。
今後もRESTECは、本手法を用いた解析処理をホームページへ公開していきます。
※1 首相官邸ホームページでの本地震災害の呼称。今回の地震について発表現在、気象庁は名称を付していないため政府機関の呼称を用いた。
※2 干渉SAR処理とは、大阪北部を含む範囲の同じ場所を観測した、撮影時期が異なる画像を2枚を重ねることにより、地表面の変動情報を得る手法です。
※3 干渉SAR画像に現れる変化は、地表面の変動の他に大気及び電離層起源の変動が含まれる場合があります。