物流の要「横浜港」

2021年12月20日

画像は、AW3Dビルディング3Dデータに分解能30センチのAW3Dオルソ画像を重畳した横浜港です。
根岸湾を左手に、本牧から磯子方面の工業地帯を俯瞰しています。 

横浜港は日米修好通商条約により1859年6月2日に開港し、当初は生糸貿易の中心港として栄えた歴史ある港です。
その後、1957年の国際港都建設総合基幹計画により根岸湾が埋立られ、京浜工業地帯の工業港として大きく発展しました。
近隣にはエネルギー、重工業、自動車など数多くのプラントが建設されています。

海に囲まれた日本の輸出入貨物のほとんどは港を経由し、海路を利用しています。
国土交通省関東整備局によると、その割合は重量ベースで99.6%(金額ベースでは73.9%)と非常に大きなものです。
横浜港は、東京港に次いで国内2位のコンテナ取扱量を誇る日本の物流の要です。

コロナ過において、経済活動が再開し物流量が増えた一方で、港湾で働く人員やコンテナの確保が難しい状況が続いています。
クリスマスシーズンを前に、国際的な物流が滞っていることを耳にした方も多いでしょう。

このようなニュースは一見リモートセンシングとは関連がなさそうですが、近年は物流分野への衛星データの活用が進んでいます。
衛星データによる船のモニタリングや港の観測を行うことで物流の状況を推測することができます。

地名(国名) 横浜港(日本)
画像製品 AW3Dビルディング3Dデータ、AW3Dオルソ画像
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